平成遠州縞帳

現存する遠州綿紬の生地を集め、編纂したものです。

念願だった「平成遠州縞帳」が完成した!!




今現在手に入れることができる130種類の遠州縞を耳から耳(約33センチ)を実際に貼ってある見本帳だ。

数年間には、200種類以上あったが、徐々に少なくなっている。

150部作成し、そのうち50部は関係者、50部は公共機関や高等学校、残り50部は小中学校での授業の際のテキストとして使う。

先日、中央図書館、美術館、博物館に寄贈してきた。

それぞれの場所で、遠州縞つながりの話をいろいろと聞かせてもらったが、一番びっくりは、博物館で見せてもらった昭和時代の「縞帳」。


板屋町に店舗があった「砂子商店」で使用されていた、遠州縞の見本帳。

「砂子商店」は、綿布の産地である遠州から東北地方へ、商社を通さず直売することによって利益を得ていたが、時代に流れにより、人々が和装をすることが少なくなったため、1980年代に閉店している。

さらに、博物館館長から伺った話から
奈良の正倉院に 現在の税金、調庸として集められた「織物」があり、遠江の国からのものあるそうだ。

さらに、伊場遺跡からは調庸のため織物を測る木簡が見つかっているようだ。

奈良時代から、遠州地域は織物が織られていたんだね。