遠州綿紬ファミリー(豊かなバリエーション)

伝・遠州縞

伝・遠州縞 でん・えんしゅうじま

 

黒に近い紺色地に、細い絣糸(かすりいと)をタテに配したストライプ柄の先染織物。くっきりと太い「親縞(おやじま)」の横に、絣糸による細い「子縞(こじま)」を揃え、親子が寄り添うようにデザインされている。

縞紬

縞紬 しまつむぎ

 

遠州綿紬シリーズの中で最もポピュラーな柄。使用する“日本色”が、どこか懐かしく温かい。

無地紬

無地紬 むじつむぎ

 

縦糸に深い色合いの黒茶、横糸にカラーのネップ糸を使用。無地の中に光と影が出ているかのような表情を持つ奥行きある発色が特徴。

絣紬

絣紬 かすりつむぎ

 

紬糸で表現した凹凸感と、浜松オリジナル技法「リングノット」で出来た織り糸による独特な表情がポイント。

なないろ紬

なないろ紬

 

縦糸に6色、横糸に1色の計7色を使った絶妙なカラーバランス。紬糸やスラブ糸を使うことで、より奥ゆかしい表情に!


ガラ紡とは・・・

綿打ちされた綿を筒に入れ、回転させて糸に拠り(より)をかける紡績技術のことで、このときガラガラと音がしたことから「ガラ紡」と呼ばれるようになった。

糸の太さにムラがあることがかえってふっくらとした風合いを感じさせる。

 

*「ガラ紡」に取り組んでいる団体・・・NPO法人 ガラ紡愛好会


2013年12月11日

新作織物です


 遠州縞の新作織物です。

  12月10日(火)19時より、遠州縞プロジェクト定例会を開きました。
  その中で、新作織物のお披露目がありました。

  
  目にも鮮やかなレインボーカラーのテキスタイル。
  これは、平成25年度浜松市の事業「みんなのはままつ創造プロジェクト」に、
  採択された「糸づくりから織物まで、係わりを育むコミュニケーションづくり」の中で、
  新はままつ縞(仮称)を目指し、オリジナル織物を試作したものです。

  デザインは、静岡文化芸術大学の村松真衣さん。
  真衣さんは、いままでも遠州縞に愛情を注ぎ、何くれとなくイベントなどを
  手伝ってくれていました。自分のデザインが実際の織物になる・・・と感激
  してデザインしてくれました。卒論のテーマにも取り上げてくれました。

  手に持ってポーズは、遠州縞プロジェクトのベテランスタッフたち。
  試作織物は3種類を5.6色の色替えでラインナップ。
  この後、スタッフそれぞれのアイデアで製品開発を行います。(紫屋)